esマニアです。
携帯は会社に持たされているモノ以外は持っていまえんでした。重いし携帯を2コも持つのはかさばるからです。私用電話はワイフへの帰るコール程度しか使用しなかったからです。
私が手帳マニアであることは以前のブログで触れましたが、手帳だけに留まらずPDAも持っていました。PDAは手帳の補完として大変重宝しておりました。使用目的は電卓、予定表、メモ(このメモが便利で色々なアカウントや個人情報を1テキスト毎に中身がわかる名前を付けて検索しやすい様にしていた)、mp3プレイヤー、ICレコーダー、カメラ、ムービープレイヤー、辞書等々で様々な場面で利用しておりました。
機種はclieのTH-55という機種でclieの最終モデルとなった記念碑的商品。あらかじめボタンに起動するアプリケーションが割り付ける事が可能で、ボタンでぱっぱとアプリケーションが切り替えられるので操作性が大変よく本当の重宝していました。
これに通信機能を付けるには外付けの通信機器を接続するしか手はなかったのです。データ通信はそういった外付け機器で対応可能でしたが、携帯電話機能などは外付けでも実現されていなませんでした。また文字入力も手書き文字入力か画面上のキーボードにてタッチする方式しかなく、そこもちと使い勝手が悪かったのです。
日本ではPDA市場が購入層が飽和状態に達し、先細りのビジネスとしてclieがPDA市場からの撤退を発表したのが約3年前。
PDAは世間から忘れ去られる存在となって行きました。PDAのパワーユーザである私にとっては悲しい出来事でありました。
この2年間の間にPDA市場次第に純減して行って、その大半は携帯層とポケットPC層に枝分かれしていった。唯一シャープだけがZAURUSの孤軍奮闘している状態でした。
そういった低迷期を経て満を持して登場したのが加入者同士通話無料、データ通信定額制をうたって登場したのがウィルコムのW-ZERO3。「Willcom」「Windows」「Wireless」の“W”に、携帯電話やパソコンとは異なるという意義をアピールす“ZERO”、そして携帯・パソコンに次ぐ第3の存在、PHSのデータ通信と音声通話、無線LANと3種類の通信が可能な点から“3”とそれぞれ意味が込められているという。。それまでPCに携帯電話機能を盛り込むという事は実現されておらず、実現には大変な苦労をしたとの事。特にOS(Windows Mobile 5.0 for Pocket PC)の開発元であるMicroSoftは携帯で音楽を聴くという事を軽視する傾向にあったが、日本では必須の機能として粘り強く交渉を進め、実現した音楽を聴ける携帯PCというものを実現するOSです。端末はSHARP製。ZAURUSで培ったPDAのノウハウを盛り込んだ。SHARPも開発には苦労したらしい。PCと携帯の融合というのはとても困難だった様です。
詳しくは
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/26175.html
に記載されてます。発売当初は爆発的な人気を博し、買い求めるユーザの行列まででき、更に抽選販売という手段を取らざるを得ないほどの状態となったそうです。
私ははちょうどesが発売されてから1ケ月後、過熱感も薄まって市場に十分にW-ZERO3が供給されている頃、ワシはesに出会った。その頃、証券口座を開く事がマイブームで、携帯連絡先を登録するのに会社の携帯じゃ不都合だなぁ、と思っていました。
そろそろ個人携帯を持つかと考えている頃にesと出会ったのです。私は衝撃を受けました。携帯にキーボードが付いているではないですか。これは私の様なアナログ世代にはPCのキーボードが何よりです。
携帯メールを打つときはPCでメールを打つ速度には及ぶべくもなかった私には朗報でした。これで携帯メールの操作性が格段に向上すると。値段は29,800円と他のポケットPCと比較しても安い。これは俄然欲しくなってしまいました。esの記事をHPで見つけて食い入る様に読んだのです。店員にも説明を聞きました。esは結構売れているらしいとの事。携帯からの乗り換えユーザも結構いるとの事。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/29965.html
私は数日間悩みました。果たして本当に必要か?と。clie+会社携帯で良いのではないかと自問自答した。結局物欲にはかなわなんだ。もう負けた瞬間にesのメディアであるminiSDカードをヤフオクで2GBを2枚も入札しておりました。
数日後、ビックカメラにいる私がいました。もう買うことは決めていた。店員から改めて一通り説明を聞き、Q&Aの末、「これを所望する」と店員に告げたのでした。ついにesユーザになる時が来た。es本が幾つか発売されていましたがとりあえず一通り使って見てから改めて買うことにしました。
早速家に帰って使い倒してみました。最初はフリーソフトを入れるとフリーズしたり、中国製miniSDを使うとフリーズしたり、音楽を聴いている最中に電話が掛かって来るとヘッドホンを根元から引っこ抜かないとならないと言った問題がありました、それを正規ソフト・メディアしか使用しない、音楽聴き中でもボタン一発で通話切替できる延長コネクタの発見といった経緯を経ながら、次第に自分仕様のesが誕生しました。これからアプリのキー割り当てなど便利機能を研究して行こうと思っている所存です。
ね。ういやつでしょ。
ちなみにesを買いには車でいったのですが、駐車場は三越の駐車場に入れてしまいました。夕方に行って20:00過ぎまでビックカメラをウロウロしていたら、戻ったときには既に立体駐車場は人っ子一人おりませんでした。結局翌朝に車を取りに行くはめとなり、夜間駐車場代として4,000円も徴収されてしまいましたとさ。
貴方のesの歩き方の参考になれば幸いです。
ウィルコム W-ZERO3[es] PERFECT GUIDE PERFECT GUIDEシリーズ/石野 純也