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映画
「僕のピアノコンチェルト」を
ル・テアノル銀座で観て来ました。
今年は、ピアノ生誕300周年ということで、
「4分間のピアニスト」などピアノもの映画が数多く封切られてい
ますね。
そんな中で、わずか12歳のピアノ天才少年の日常を描いた一作です。面白そうだったので、
前売りを購入して、朝9:30開始の早朝ロードショーに行きました。
少し上映開始時間を過ぎて到着。窓口で、
「僕のピアノコンチェルト」を観ようと思い、前売り
券を出したところ、窓口の方が、「もう上映開始されてますので、今回の回はご入場頂けませ
ん」とのたまうではないですか。
クラシックの演奏会などには演奏中に会場に入れず、曲と曲の隙間に会場に入るということはあるのですが、もう入れないなんて!
しかも、
「僕のピアノコンチェルト」は12/21までで終了で、朝9:30の回しかやってな
いと来てる。
この為だけにきた我々としては、ここで「ハイそうですか」と引き下がる訳にはいきません。
「もう来れないんです。何とかお願いします。前の方でも良いんで。(ToT)」と食い下がりま
す。
我々のねばり勝ちです。「分かりました。今回は特例ということで、一番前の座席で宜しけれ
ばご用意させて頂きます」との答えを引き出したのです。粘ってみるもんです。だだをこねて
みるもんです。ガッツ!と心の中で拳を握りました。
もう既に開始されている中、案内係の方に促されて、一番前の座席に着席。観てみると、ほと
んど観客はいません。
ちっ何だよ。お高くとまりやがってと思いましたが、そこは大人。笑顔でニッコリと「ありがとう
ございました」と軽く会釈。
さて、映画は開始より10分位進んでいました。一番前だと圧倒的な迫力です。
早速、観覧開始です。スイスの映画なんて始めて観ましたが、フランス語、ドイツ語、などが
とても新鮮で、耳に心地良いです。
映像も、どこかノスタルジックな感じがして、とても優しい印象を持ちました。特撮などに頼らなくっても、もれだけ美しい世界を撮れるんだと、ちょっと感心しました。音楽という土壌があ
れば、それが大きなテーマとなるので、下手な特撮は余計な代物なのでしょう。音楽が持つ
パワーだけで十分観客の心を惹きつける十分すぎるコンテンツです。
ストーリーはというと、嬉しい意味で、予想が外れました。私はただの天才少年の成長記録
的な映画だと思っていたのですが、親の葛藤あり、天才少年の葛藤あり、、恋愛あり、親子愛あり、祖父愛あり、ちょい悪オヤジあり、オンライントレードあり、経済あり、起業あり、もちろん
音楽あり、それもクラッシックだけではなく、ロックあり、ヒップホップあり、もう盛り沢山。
唯の音楽映画ではありません。IQ180の天才少年の目線で見た世界が丁寧に描かれています。
主人公の天才少年ヴィトスが、もうハチャメチャなんですよ。IQ180だから、世の中の仕組み、学問、ピアノ技術、と何でも知っているんです。でも本人は普通の子供と違い特別視され
ることに、非常な苦痛を感じているのです。そこら辺の機微をうま~く描いていましたね。
ヴィトスが株取引で大成功を収める場面、おじいちゃんが孫を一人の大人として扱う態度、そのおじいいちゃんが株の利益で飛行機を買っちゃう場面、ヴィトスが初恋の女性に再会する
場面、振られる場面、最後のどんでん返しなど見所満載でした。
特に、最後にオーケストラとピアノコンチェルトを協奏する場面は圧巻の一言に尽きました。
さすがは、世界の名だたる賞を総ナメにした神童だけあって、その演奏※は素晴らしく、
聴いている観客がスタンディングオベーションをしたくなる気持ちも分かりました。
※シューマンのピアノ協奏曲イ短調 シューマンによる唯一のコンチェルト。音楽、美、人生
そして楽天主義への礼賛の意味合いが込められている。
素晴らしい映画でした。スイスに行ってみたくなりました。スイスと言えば、時計と永世中立国
ということと、アルプス山脈とハイジくらいしか知りませんでしたが、音楽もまた一流なのです
ね。我々は日本という閉ざされた国に住んでいるので、世界情勢に疎いのですが、世界には
こんなに素晴らしい国があるんですね。とくにユーロ圏には、素晴らしい国がひしめき合って
いますよね。
ビートルズの聖地イギリスにも行きたいし、底抜けに明るい国イタリアにも行きたいし、芸術の国フランスにも行きたいし、オランダ、スペイン、オーストリア、ギリシャなど行きたいですね~。
トルコ、エジプト、ペルー、中国、インドなどBrics、VISTA諸国にも、経済抜きにして行って
みたいですね。(一応中国には会社の研修で一回行ったことがあるのですが、改めて万里の
長城に登りたいですね。中国のことわざに「男子たるもの一度は万里の長城に登れ」という
のがあるそうですから)
異文化に触れ感性を磨きたい思いで一杯です。気づくのが遅すぎました。なぜ新婚旅行
にヨーロッパを選ばずに、オーストラリアなど選んでしまったのでしょう。まぁグレートバリア
リーフはとても美しく雄大だったし、やっぱり海好きというのがありましたから、その段階では
ヨーロッパなど眼中になかったのは確かです。ヨーロッパは年を取って色々な知識を蓄えて
から行くのが楽しいのでしょうね。まぁ長い人生、まだまだこれからですわ。
もうやりたいことありすぎです。困ってしまいます。その為には日々之勉強なり。
がんばんべ~(@_@)
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